●PET検査にともなう一般的なリスク・副作用
・検査の受診経緯・目的・コース・オプションなどによって、保険診療になるか自費診療(保険適用外)になるか異なります。自費診療になる場合は、保険診療よりも高額になります。
・PET検査を受けて必ずがんを発見できるとは限りません。がんの性質・形態・発症部位などにより、PET検査での発見が難しいことがあります。
・早期発見・診断に有効ですが、すべてのがん細胞を検出できるわけではなく、PET検査だけでは診断を確定できません。
・診断の精度を求める場合、PET検査だけでなくほかの複数の検査を受けて多角的に診断する必要があります。
・血糖値が高い(180mg/dl以上)場合は、検査を受けられないことがあります。
●日本核医学会PET核医学認定医について
「一般社団法人 日本核医学会」は、PET 核医学診療に優れ、放射性物質の安全取り扱いを含めた PET 検査に関する安全管理に習熟した臨床医に対して、「PET核医学認定医」の資格を与えています。
○「日本核医学会PET核医学認定医」資格取得の条件
・5年以内に所定のPET研修セミナーに1回以上参加するとともに、同学会が実施するPET核医学認定医試験を受験し合格している。
・同学会の正会員である。
など
○「日本核医学会PET核医学認定医」資格保持の条件
・5年ごとに更新を行う。
・同学会が認定したPETに関連する研修を受講し、所定の単位を修める。
など
詳しくは、「PET核医学認定医制度に関する規程」をご覧ください。
●日本専門医機構認定放射線科専門医について
「一般社団法人 日本専門医機構」は、放射線診療・放射線医学の向上発展に資し、医療および保健衛生の向上ならびに放射線障害を防止し、国民の福祉に寄与する医師に対して、「放射線科専門医」の資格を与えています。
○「日本専門医機構認定放射線科専門医」資格取得の条件
・日本国の医師免許を有している。
・申請時において、初期臨床研修期間を含め5年以上の臨床経験を有している。
・申請時において、3年以上同学会正会員である。
・定められた研修期間、研修内容、研修施設等の条件を満たしている。
など
○「日本専門医機構認定放射線科専門医」資格保持の条件
・5年ごとに更新を行う。
など
詳しくは、「放射線科専門医制度 規程」をご覧ください。
●日本医学放射線学会認定放射線診断専門医について
「公益社団法人 日本医学放射線学会」は、放射線科全般に及ぶ知識と経験を一定レベル以上有すると認められる医師に対して、「放射線診断専門医」の資格を与えています。
○「日本医学放射線学会認定放射線診断専門医」資格取得の条件
・日本国の医師免許を有している。
・申請時において放射線科専門医であり、放射線科専門医資格取得後2年以上の臨床経験を有している。
・申請時において、5年以上同学会正会員である。
・定められた研修期間、研修内容、研修施設等の条件を満たしている。
など
○「日本医学放射線学会認定放射線診断専門医」資格保持の条件
・5年ごとに更新を行う。
など
詳しくは、「公益社団法人 日本医学放射線学会 放射線診断専門医制度 規程」をご覧ください。
●日本医師会認定産業医について
「公益社団法人 日本医師会」は、「全国医師会産業医部会連絡協議会」を設置し、産業医が安心して産業医活動に専念できる環境・体制づくりをサポートしています。その一環として、所定の研修、またはそれと同等以上の研修を修了したと認められる医師に対して、「日本医師会認定産業医」の資格を与えています。
○「日本医師会認定産業医」資格取得の条件
・都道府県医師会などが実施する基礎研修50単位以上を修了している。
・産業医科大学産業医学基本講座・産業医科大学産業医学基礎研修会集中講座を修了している。
など
○「日本医師会認定産業医」資格保持の条件
・5年ごとに更新を行う。
など
詳しくは、「日本医師会認定産業医制度について」をご覧ください。
●肺がんCT検診認定機構認定医師について
「特定非営利活動法人 肺がんCT検診認定機構」は、検診領域で一定レベル以上の技量・知識・経験を有している医師に対して、「認定医師」の資格を与えています。
○「認定医師」資格取得の条件
・日本医学放射線学会、日本呼吸器学会、日本呼吸器外科学会、日本肺癌学会、日本CT検診学会の会員であり、かつ所定の条件を満たしている。
・所定の知識および技能を備えている。
・上記を満たしている。
など
○「認定医師」資格保持の条件
・5年ごとに更新を行う。
・更新申請までの5年間に、同機構主催の更新講習会を少なくとも1度は受講する。
・更新申請までの5年間に、同機構が課す読影トレーニング結果を提出する。
・更新申請までの5年間に、所定の関連学会、セミナー等に参加する。
など
詳しくは、「肺がんCT検診認定の要件」・「肺がんCT検診認定医師の更新条件」をご覧ください。
●日本IVR(インターベンショナルラジオロジー)学会専門医について
「一般社団法人 日本IVR(インターベンショナルラジオロジー)学会」は、検診領域で一定レベル以上の技量・知識・経験を有している医師に対して、「専門医」の資格を与えています。
○「日本IVR(インターベンショナルラジオロジー)学会専門医」資格取得の条件
・日本国の医師免許を有している。
・継続して5年以上同学会会員である。
・日本医学放射線学会など、同学会の認めるIVRに関連する専門医に相当する資格を有している。
など
○「日本IVR(インターベンショナルラジオロジー)学会専門医」資格保持の条件
・5年ごとに100単位以上履修する。
など
詳しくは、「専門医試験について」・「日本インターベンショナルラジオロジー学会 専門医更新単位取得制度 規定」をご覧ください。
●日本乳がん検診精度管理中央機構検診マンモグラフィ読影認定医師について
「特定非営利活動法人 日本乳がん検診精度管理中央機構」は、一定レベル以上の精度をもってマンモグラフィ検診ならびに超音波検診を行える医師に対して、「マンモグラフィ読影認定医師」の資格を与えています。
○「日本乳がん検診精度管理中央機構検診マンモグラフィ読影認定医師」資格取得の条件
・日本乳がん検診精度管理中央機構主催または共催の講習会を受け、試験を受験している。
・試験評価A・Bを取得している。
など
○「日本乳がん検診精度管理中央機構検診マンモグラフィ読影認定医師」資格保持の条件
・5年ごとに更新を行う。
など
詳しくは、「検診マンモグラフィ読影医師の認定を受けるには」をご覧ください。
●日本消化器病学会専門医について
「日本消化器病学会」は、内科あるいは外科専門医の見識を基本として、さらに消化器領域の疾患と病態を系統的に理解し、高い専門性をもった医療を提供して市民の健康に貢献する医師に対して、「専門医」の資格を与えています。
○「日本消化器病学会専門医」資格取得の条件
・日本国の医師免許証を有し、医師としての人格および見識を備えている。
・継続4年以上同学会の会員である。
・同学会の会員として、所定の実績を有している。
など
○「日本消化器病学会専門医」資格保持の条件
・5年ごとに更新を行う。
など
詳しくは、「日本消化器病学会専門医制度規則」をご覧ください。
●日本消化器内視鏡学会専門医について
「一般社団法人 日本消化器内視鏡学会」は、消化器内視鏡診療に関する多様な学識と経験を有する医師に対して、「専門医」の資格を与えています。
○「日本消化器内視鏡学会専門医」資格取得の条件
・日本国の医師免許証を有している。
・申請年度の6月30日を基準として、5年以上継続して同学会の会員である。
・同学会が認定した指導施設または指導連携施設において5年以上研修し、所定の技能および経験をもっている。
・申請時において総合内科専門医(内科専門医)または認定内科医、外科専門医または外科認定登録医、放射線科専門医、小児科専門医、救急科専門医、もしくは臨床検査専門医のいずれかの資格を有している。
など
○「日本消化器内視鏡学会専門医」資格保持の条件
・5年ごとに更新を行う。
・更新時において認定内科医または総合内科専門医(内科専門医)、外科専門医または外科認定登録医、放射線科専門医、小児科専門医、救急科専門医、臨床検査専門医のいずれかの資格を有している。
など
詳しくは、「専門医制度規則」をご覧ください。
●日本内科学会認定内科医について
「一般社団法人 日本内科学会認定内科医」は、一定レベル以上の実力をもち、信頼される内科医に対して、「認定内科医」の資格を与えています。
○「日本内科学会認定内科医」資格取得の条件
・日本国の医師免許証をもち、所定の期間、本会が認定した施設で内科臨床研修を行い、認定内科医資格認定試験(筆記試験と病歴要約の評価)に合格している。
など
○「日本内科学会認定内科医」資格保持の条件
・認定更新に必要な25単位を取得している。
など
詳しくは、「認定医制度の手引き」「認定更新に関する規定-認定内科医」をご覧ください。