FDG-PETの適用疾患が一部拡大されました
2018年4月の診療報酬改定で大型血管炎(高安動脈炎と巨細胞性動脈炎)にPETが保険適用となりましたが、市販のFDG製剤によるPET検査のみに制限されていました。11月1日からは、薬事承認されたFDG合成装置(住友重機械工業社製 F300)を用いた院内製造によるFDGを使用する場合も保険適用となったため、当院でも大型血管炎(高安動脈炎と巨細胞性動脈炎)に対するPETの保険診療が可能となりました。
なお、適用の条件は、すでに高安動脈炎または巨細胞性動脈炎と診断されている患者に対する病変の局在または活動性の診断に限られます。不明熱の鑑別診断や疑い症例での診断目的の場合は保険適用外です。