第3回市民講座ご参加へのお礼と次回予告
去る2011年2月19日(土)に、当院で第3回となる市民講座を開催いたしました。ご多忙中のところ、ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。
今回は「乳癌診療におけるPET/CT検査の役割と展望」という演題名で、東京医科大学八王子医療センター乳腺科長、林光弘先生に特別講演をお願いいたしました。乳癌診療におけるPET/CT検査は決して万能ではないが、治療前・治療後の検査として非常に有用な検査であるとのご講演内容でした。当院でも開院以来5年半のうちに、3,000件以上の多数の乳癌患者様のPET/CT検査を行ってまいりました。また、この間にPET/CT検診においても、104名(受診者の2%)の方に各種の癌が発見されており、その内、乳癌は12名で全て早期の癌でした。
今後とも、PET/CT癌検診についての啓蒙活動を通じて、その有用性と限界をご理解いただきながら、より多くの方に最先端の医療機器であるPET/CT検査の恩恵に浴していただきたいと考えております。次回の市民講座開催の際には、より多くの皆様に御参加いただけますようお待ちいたしております。
2011年2月吉日
センター長 阿部 良行